キャンプフィールドの知識-1

地形図


ハイキングに行くとき、あるいはキャンプ場として設備が整っていないところでキャンプをするときは、地形図を携帯すると便利です。

地形図には地表の起伏がわかるもの、建物の詳細がわかるものなどいろいろな種類があります。
また縮尺も国土全体がわかるような500万分の1という小さいものから、建物1軒1軒が記載された縮尺の大きいものまであります。




やまのてんき・山の天気


山の天気はとても変わりやすいので、ある程度の観天望気や天気図を読む知識が必要です。

山の天気

山は地形が複雑なので風などの影響を受けやすく、そのために天気の変化が起こりやすいようです。
また、午前中は比較的に天気が安定していることが多いです。午後になると、気温が上がってくるので午前中よりも地面や空気中からの水分の蒸発が多くなります。蒸発した水蒸気が集まると雲になり、そして雲が発生することにより天気に変化が起こるのです。

携帯用の小型のラジオや、山の中でも使える携帯電話があれば気象情報を入手できますが、電波が届きにくい場所にいるときなどは観天望気の知識があると、その後の行動計画を立てるのに役立ちます。

また、天気図のほかに地図(地形図)を読む知識も持ち合わせていると、そのときにいる場所に応じたより正しい判断が下せます。




かんてんぼうき・観天望気


空の色、雲、風などの様子から近い未来の天気を予測する方法。

観天望気

天気予報などがなかった時代に、空の様子や自然現象を見て天気の移り変わりを予測していました。
「月や太陽にかさがかかっていたら雨」など、天気にまつわることわざや言い伝えも観天望気に含まれます。
これらには迷信もありますが、科学的に証明されているものも多くあり、知っていると日常生活にも役立つものがたくさんあります。

海や山などでは、状況判断においてすばやい決断が必要とされることも多いので、観天望気の知識は必須です。
絹雲(すじ雲)、うろこ雲、絹積雲(いわし雲)、高積雲(ひつじ雲)、積雲(わた雲)、層積雲(うね雲)など雲の種類と性質を覚えるだけでも、天気の移り変わりをかなり予想できるようになります。




ラッセル


登山用語で雪を掻き分けて道を進むこと。雪かきすること。

アメリカのラッセル社が開発した、雪かき機能を備えたラッセル車の呼び名に由来する。
冬山、雪山でのキャンプでは、トイレにいくのにも時としてラッセルを強いられることもある。




ビバーク


ビバークとは、露営のこと。

つまり、本来とどまる予定のなかった場所で、緊急に、あるいは一時的に滞在を余儀なくされることです。
また、テントを張るスペースが取れないところでそのまま寝る場合も指します。
岩陰や雪洞、木の枝の下などのスペースを見つけられれば、そこを利用します。

自然の中では何が起こるか分かりません。キャンプ地を基盤としてちょっと足を伸ばしてハイキングなどを行う場合は、たとえ日帰りの予定でも必ずチョコレートなどの非常食と、水、ツェルト、新聞紙、ヘッドランプなどの装備は怠りなく準備しましょう。




満ち潮


海辺にテントを張ったら、潮が満ちてきて、ずぶ濡れになった、というのは良く聞く話です。

地元の人の情報から、満潮時の水面を確認し、絶対に水がこない場所にテントを張ることが基本です。
それが難しい場合は、その海岸の満潮の時間を調べて、満潮時にテントを設置することです。各地の気象台や気象情報などから情報収集しましょう。

ずぶ濡れになるだけなら笑い話で済みますが、場合によっては命にかかわることもあります。テントの設置場所には十分な安全確認が必要です。




中州


中州(なかす)とは、川の流れの中に出現している、小島のような場所のことです。
上流から流れてきた土砂などが堆積して、陸地のようになっています。

大きさは川によって様々で、そこそこの広さがあれば、中州でバーベキューなどを楽しむことができます。
場所によっては草木が生えているところもあります。

キャンプ時の遊び場としてはとてもいいですが、天候の変化による急激な川の増水によって中州が水没することもよくあります。
たとえ広い中洲であっても、テントを張るのは厳禁です。

また、河原など水のそばで設営するときは、事前に地元の人から情報を得たり、天気予報をこまめに確認することも重要です。